映画やドラマ、そして情報番組まで幅広く活躍する女優の高陽子(こうようこ)さん。
知的で落ち着いた雰囲気と、優しい笑顔が印象的ですよね。
情報番組「TVタックル」ではコメンテーターとしても注目されています。
この記事では、高陽子さんの生い立ちや家族、名前の由来などWikipedia風にご紹介しますので、最後までどうぞお読みください。
高陽子とは誰?プロフィール

それではまず、高陽子さんのプロフィールです。
名前 | 高 陽子(こう ようこ) |
生年月日 | 1985年11月23日 |
出身地 | 中国・上海 |
国籍 | 中国 |
所属事務所 | ジャパン・ミュージックエンターテインメント |
職業 | 女優・コメンテーター |
言語 | 中国語・日本語 |
身長 | 166cm |
主な出演作 | ・チンゲンサイの夏休み ・さくらの親子丼2 ・新宿ゴールデン街〜愛・哀 |
現在は日本を拠点に活動しながら、テレビ朝日系『ビートたけしのTVタックル』などでコメンテーターとしても活躍中です。
端正な顔立ちに加え、語学力と知性を兼ね備えたその存在感は、まさに国際派。
知性と経験を生かしたコメントが印象的です。
そんな高陽子さんの生い立ちを見ていきましょう。
高陽子は上海生まれの日本育ち

日本と中国、2つの国で育った幼少期
高陽子さんは中国・上海で生まれ、6歳の時に父親の仕事の都合で日本へ移住しました。
日本語がまったく話せないまま日本の小学校に入り、そこから中学校まで日本で過ごします。
日本の文化や学校生活に馴染むのはとても大変だったことでしょう。
日本での生活は新鮮でしたが、周囲から
中国人の子
とからかわれることもあり、次第に”自分が中国人であること”に複雑な思いを抱くようになりました。
思春期の決断
高校進学を目前に、制服の採寸まで済ませていた高陽子さん。
しかし、心の中の迷いが大きくなり、両親の判断で中国に戻ることになりました。
このままではいけない
と感じた両親が、祖父母のもとでの生活を選んだのです。
今では日本語も中国語も”どちらも母国語”。
どちらの国も好きで、東京と千葉くらい好き
と話すほど、二つの文化に自然に馴染んでます。
そんな感覚で生きていられるのは、親の教育方針というか、中国にも日本にもどちらから離れることもなく五分で触れさせてもらってきたこれまでの時間のおかげだと思っています。
引用:Yahoo!ニュース
名前の由来と祖父の思い
「陽子」という名前をつけたのはおじいちゃんです。
日中戦争で父親(高陽子さんのひいおじいちゃん)を亡くした過去がありながら、
戦争を恨むな。
人を憎むな。
と孫に語っていた方でした。
おじいちゃんは、国を超えて人と人がつながることを願い
高陽子さんは、インタビューで名前について語っています。
スピリチュアルみたいな話になるかもしれませんけど、いろいろなことを経て、本当に名前の通りに生きてるなと思っています。
引用:Yahoo!ニュース
高陽子が芸能界の道へ

モデルから女優へ
上海の高校を卒業する少し前、偶然声をかけられてモデル活動をスタートします。
当時の中国では「 CanCan」などの日本の雑誌が人気で、高陽子さんも日系ブランドの仕事(『VERY』等)を多く手がけていました。
その後、日本を紹介する中国のテレビ番組でリポーターを担当します。
『チンゲンサイの夏休み』で女優デビュー
大学卒業後、日中合作映画『チンゲンサイの夏休み』でヒロインを務めます。
この作品は高く評価され、高陽子さんにとって転機となりました。
その後も、『さくらの親子丼』(フジテレビ)や『銀座黒猫物語』(テレビ東京)などに出演。
自分が生きた証を残せるのはこの仕事だと思った
と高陽子さんは、日本の芸能界で活動を続ける決心をしたそうです。
高陽子のコンプレックスがくれた力

「違い」が個性になるまで
高陽子さんは、「コンプレックスこそが自分を支えてくれた」と話します。
子供の頃は”中国人であること”を隠したい気持ちが強く、日本でも中国でも
どっちなの?
と聞かれるたびに、心が揺れたそうです。
しかし、芸能の世界に入ってからは、”人と違うこと”が魅力になると気付いたと言います。
名前がくれた強さ
「陽子」という名前には、祖父の願いと家族の愛が詰まっています。
高陽子さんは今でもその名前に深い感謝を込めてこう語っています。
名前に運命が引っ張られると思うくらい、強い名前をもらった
日中の架け橋として活躍する今の高陽子さんの姿は、まさに”陽”のように周囲を照らす存在ですね。
まとめ
【高陽子】(こう ようこ)誰?上海生まれの女優でコメンテーターとしても活躍!についてお伝えしました。
簡単にまとめると
- 上海出身、6歳で来日した国際派女優
- 父は日本の大学院で学び、祖父は「戦争を恨むな」と語った人格者
- 名前「陽子」には平和への願いが込められている
- 『チンゲンサイの夏休み』で女優デビュー
- コンプレックスを力に変え、日中を繋ぐ存在へ
これからも、日本と中国の架け橋として、そして”陽”のように周囲を照らす存在として、ますます活躍が期待されます。
最後までお読みいただきありがとうございました。