BE：FI RSTの新曲「Stare In Wonder」が10月8日にスタートする『ワンダンス』（テレビ朝日系）のオープニング主題歌に決定しました。
タイトルを直訳すると「驚きに見入る」となりますが、歌詞の世界観では「立ち止まって考え込むより、未来の世界に飛び込むことで得られる感動」を示しているように感じられます。
この曲に秘められた歌詞の意味とその背景、そして作詞・作曲・プロデュース陣の想いまで深掘りして考察しましたので最後までどうぞお読みください。
BE：FIRST「Stare In Wonder」のタイトルに込められた意味
BE:FIRST 'Stare In Wonder'
— BE:FIRST (@BEFIRSTofficial) September 11, 2025
TVアニメ「ワンダンス」
オープニング主題歌に決定
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この「Stare In Wonder」はTVアニメ『ワンダンス』のために書き下ろされた楽曲です。
まずはタイトルから考察していきます。
なぜ”Stare”＝”見つめる”なのか
タイトルの”Stare”は単なる「見る」ではなく、「じっと見つめる」「目を逸らさない」というニュアンスがあります。
歌詞全体を通じて感じるのは、自己と向き合う決意です。
”Look”ではなく”Stare”を選んだことも、そのためだと考えます。
逃げずに相手と向き合う姿勢、そしてその視線を通じて何かを見つけること。
これが歌詞の核になっています。
”Wonder”は不安ではなく希望
”Wonder”は「驚き」「不思議」だけでなく、「未知」「好奇心」の意味を含みます。
歌詞のトーンからは、恐れや迷いを抱えつつも未知に対して心を開き、ワクワクとした期待を選ぶ姿が浮かびます。
つまり「不安はあるけれど、驚き（＝可能性）を選ぶ」というポジティブな態度が楽曲のメッセージだと解釈できます。
BE：FIRST「Stare In Wonder」の歌詞意味は”自分を打破する瞬間”
BE：FIRST
雑音の中で”音＝真実”に向き合う
公式発表にもありますように、この楽曲は「雑音の多い世界の中で、音にのみ向き合って弱い自分を打破していく瞬間」をテーマにしています。
本楽曲は、雑音の多い世界の中で、音にのみ向き合って弱い自分を打破していく瞬間を一曲に落とし込んでおり
引用：BARKS
主人公とのシンクロニシティ
今回のタイアップ先であるアニメ『ワンダンス』は、ダンスを通じて自己表現を模索する主人公との物語です。
楽曲はその内面を葛藤と成長に自然に寄り添っていて、歌詞の一行一行が”表現すること”の意味を見直すきっかけを与えます。
歌・ダンス激ウマアーティスト集団BE:FIRSTにワンダンスメイン曲歌っていだきました
— 珈琲 (@ccffeee) September 11, 2025
めちゃくちゃ踊れる最高の曲ありがとうございます！
早くダンスが観たい
『ワンダンス』作者の「珈琲」さんです。
BE:FIRST「Stare Wonder」とアニメ「ワンダンス」との共鳴が背景
ダンスで自己表現する主人公と重なるメッセージ
『ワンダンス』の主人公・小谷花木は、コミュニケーションが苦手ながらもダンスを通して自己表現を見つけていきます。
「言葉では伝えられない想いを音楽や体で表す」という物語と、この曲の歌詞は強くリンクしているのではないでしょうか。
アニメここまで深く繊細にダンスにフォーカスして熱いストーリーを持つ作品の主題歌をできることをダンスというカルチャーをリスペクトして活動しているBE:FIRSTとして、とても嬉しく光栄に思います。と楽曲が共鳴することで、より強いドラマ性を生んでいます。
引用：音楽ナタリー
仲間とともに挑むBE：FIRSTの姿
自分を見つめ、仲間と支え合いながら前に進む彼らの姿は、歌詞の世界と自然に重なります。
BE:FIRST自身がゼロから歩みを進めてきたストーリーとも重ね合わせながら楽しむことができる
引用：BARKS
BE:FIRST「Stare Wonder」の作詞・作曲・プロデュース陣の想いを読み解く
この楽曲は
- 作詞：SKY-HY
- 作曲：Sunny,MONJOE,LOAR,SKY-HY
- プロデュース：SKYーHY,Sunny,MONJOE
それぞれの想いを読み解いていきます。
SKY-HY（作詞/共同作曲/プロデュース）「弱さを隠さずに正面から見る」
左が「珈琲」さん、右がSKY-HYさん
SKY-HYはこれまでも、自身や周囲のリアルな体験を歌詞に落とし込むことが多く、その言葉選びはストレートでありながら余白を残すタイプです。
今回の歌詞は「表面的な励まし」ではなく、「弱さを認めたうえで前に進む強さ」を歌にしたいという意図があったのでは、と推察します。
公式リリースでは、原作漫画の作者と対話を重ねて楽曲が進められたことの発表がありました。
そのプロセス自体が歌詞の深みを生んでいるはずです。
原作の愛読者であるSKY-HIが、作者・珈琲先生との対話を重ね、主人公・小谷花木がダンスを通じて成長していく物語世界を音楽で表現している。
引用：BARKS
Sunny /MONJOE／JOAR（作曲/プロデュース）が作る静と動のコントラスト
左がSunnyさん、右がSKY-HYさん
Sunny ,MONJOE ,LOARはこれまでもB E：FIRSTの楽曲で、情緒的なメロディと躍動するビートの掛け合わせを得意としてきました。
今回も静かな内省パートと盛り上がるサビの対比で、歌詞の「見つめる時間」と「踏み出す瞬間」を音で表現していると感じます。
製作陣のサウンドデザインが、「Stare（静的）→Wonder（動的）」という心理的な流れを補強しています。
原作との深い対話を反映したプロデュース
左からMONJOEさん、SKY-HYさん、LOARさん
プロデューサー陣（特にSKY-HYの関与）は、曲を”リスナーの物語化”する力量に長けています。
歌詞で示された一人称の感情を、楽曲全体のアレンジやテンポで”共同可能な体験”へと昇華させるのが彼らの仕事です。
今回の楽曲も、個人の内面を普遍的なストーリーへと接続し、多くの人が自分のこととして受け取れるように設計されていると推測します。
雑音の多い世界の中で、音にのみ向き合って弱い自分を打破していく瞬間を一曲に落とし込んでおり、原作のストーリーに忠実でありながらもBE:FIRST自身がゼロから歩みを進めてきたストーリーとも重ね合わせながら楽しむことができる、ダンサブルでエモーショナルな仕上がりとなっている。
引用：BARKS
BE:FIRST「Stare Wonder」はどこで聴ける？
この楽曲はどこで聴けるのでしょうか。
TVアニメ『ワンダンス』
現在、この楽曲を聴くことはできません。
ですが2025年10月8日より放送の『ワンダンス』で聞くことができます。
【📺放送・配信情報！】
— TVアニメ『ワンダンス』公式 (@wandance_info) September 11, 2025
10/8(水)より毎週水曜23:45～放送‼️
テレビ朝日系全国ネット“IMAnimation W”枠
※一部地域を除く
そのほかの放送・配信情報に関しては
アニメ公式サイトからチェック！✅
🔻『#ワンダンス』アニメ公式サイトhttps://t.co/TU0wfpxsk5#WANDANCE
BE：FIRSTのベストアルバム
「Stare In Wonder」はBE：FIRSTの初のベストアルバムに新曲として収録されています。
MV盤にはスペシャル映像、BMSG MUSIC SHOP盤にはMV盤の映像に加え、撮影の舞台裏映像も収められています。
まとめ
「Stare In Wonder」は、ただ耳に残るメロディでも、耳障りの良いフレーズでもありません。
それは「自分を見据え、未知を驚きとして受け入れる」ことを歌う、リリックの楽曲です。
作詞を手がけたSKY-HY、Sunny、MONJOE、LOARという製作陣の経験と感性が結びつき、アニメ『ワンダンス』という物語と相乗効果を生み出しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
